なぜオジサンになると怒りっぽくなるのか？

レストランなどで若い店員さんに切れてクレームを言う。満員電車の中で肩が触れた触れないで喧嘩しているオジサン2人組、過去に目にした醜い光景です。

他人事のように書きましたが、そんな私もマクドナルドでガムシロップ入れ忘れを連続3回された時にはクレームの電話を入れた記憶があります。その時の私の心理はマクドナルドの業務（オペレーション）の根本的な問題に対する怒りとクレームに対する対応の稚拙さに怒りを感じたように思います。

つまり、自分の仕事では理不尽な事も我慢し、丁寧に仕事している（つもり）だが、他人がそれを出来ない事が許せないという心理です。管理職になってからは更に加速し、この店のここは改善すべきなどとの目線で見る事が多くなり、口にはしませんがイライラを感じる事が増えたように思います。

客観的に見ると狭量で醜いですよね。会社でも中高年になると自分のプライドと年齢と共に低下する能力によるギャップにイライラして過去の方法に固執したり、若者世代の仕事を認めなかったり、成長する会社にとってはお荷物以外の何物でもない存在になってしまう人もいます。

私のリタイアの理由も少なからず上記のような中高年になりつつある自分が嫌になったのかもしれないと思っています。リタイア後は日常生活においては自粛警察予備軍にならないように気を付けたいものです。


　Peggy und Marco Lachmann-AnkeによるPixabayからの画像