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早期リタイアを考える ブログトップ
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求人・求職の闇 [早期リタイアを考える]

先日、ハローワークの就職支援セミナー「中高年のためのライフプランセミナー」を聴講してまりました。現状を知る上でも勉強になりましたが、考えさせられる事も多々ありました。

コロナ禍で求人は減っており厳しいとの事でしたが、ポイントは職種によって有効求人倍率の差が激しいということです。つまり事務職や労務職といった職種の有効求人倍率は0.25(4人応募して採用1人)と皆が群がる状況であるが、保安職、建設業の有効求人倍率8.3、5.5と求人に対して全然足りてない状況とのことです。保安職とは工事現場で交通整理するような警備の仕事でなかなか過酷な仕事だと思います。一方で事務職などはAIやロボット技術の発達で仕事自体が減少しているということで、完全に求人と求職のミスマッチが起こっており、コロナ禍の問題だけではないようにも思います。

ここからは私的な妄想も含んだ意見ですが、つまり、皆が就きたいと考えるホワイトカラーの職種には中高年がしがみつき辞めない(定年延長もこれを助長している)、場合によってはワークシェアしてでも席を手放さないケースもある。このしわ寄せは若い世代や非正規労働者の雇用にも悪影響を及ぼすという構図があるのではと感じます。そこで、一定の蓄財ができている中高年には「仕事は生き甲斐」などと言って席に留まらずに退場を願う政策を考えてみてはどうでしょうか? 退場を決断した人にはベーシックインカム(7万円/月程)のようなものを65歳まで支給して彼らにぐるんぐるん経済を回してもらう(ベーシックインカムを貰って更に資産を増やした人は没収ということで。。。)。ここまで大胆にやった方が社会としては健全で日本の競争力向上、景気回復にも繋がると思います。しかし、皆がベーシックインカムを選択してしまったら財源がないですかね。セミリタイア生活者の妄想でした。

そして、過酷な労働環境のブルーカラー職の人手不足の問題は賛否はありますが、もっと海外労働者や移民などの受け入れなども考えなくてはならないのかもしれません。

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Gerd AltmannによるPixabayからの画像
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各国シニアの就業率を比較してみる [早期リタイアを考える]

日本では60歳前のリタイアは変人に分類されますが、歴史的には80年代は55歳定年は普通の事であり、日本の人口減少に伴い高齢者にも働いてもらうという国策に私たちは洗脳されているのではないかと思い、各国の就業状況を調査してみました。

日本の55歳から59歳で非労働人口と完全失業者は男性8.7%、女性29.2%だそうです。少しデータは古いのですが2005年の各国の55歳から59歳の就業率はフランス55%、ドイツ65%、イギリス、アメリカは70%で日本人の労働大好きの国民性が表れてます(イギリスやアメリカの就業率高めの数字は人種間の貧富の差もありそうですね)。厚労省の資料を見ていても、日本国民はアンケート結果で「体が動くまで働きたい」という結果が多数を占めているのだから、その意を受けて働かせる環境を作る必要があるというような都合の良い議論がされています[がく~(落胆した顔)]。。。(出典:OECD ”Labour Market StatisticsINDICATORS”“Employment Outlook 2006”)

このような数字を出さなくてもフランス人が「体が動くまで働きたい」と言う訳がないのは想定できますが、世界の中で変人は誰なのか分からなくなります。

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mohamed HassanによるPixabayからの画像
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セミリタイアを選択する人の適性 [早期リタイアを考える]

新型コロナウイルスの影響もあり、今年は例年に無いペースで「早期・希望退職」実施が実施されているようで、数万人単位でリタイア村へも多くの人材流入がありそうです。今は序章で本格的には来年前半辺りがピークになりそうです。

「早期・希望退職」の対象は45歳以降の年代が多いと思いますが、以前の記事「50代転職の現実」でも書きましたが、転職も大変厳しいのが現実です。私の場合は現実を理解する良い経験になりましたが、プライドをズタズタにされる代償もありました。。。

アーリーリタイア、セミリタイア系のブログでは多くの方がその適性について多数の記事が書かれていますが、私はセミリタイア者の適性とは以下の3点辺りに集約されるのではと思います。

①自身の家計や資産を把握できている。計画や予実管理も嫌いではない。
②孤独も平気である。むしろ一人の方がノンストレスで好き。
③性格は基本は楽天家で、多少の冒険(生き方)も好き。

書き出してみると「計画的で緻密だが、あまり物事を深く考えない楽天家で孤独好き」って矛盾だらけな変態さんですね。。。
上記に当てはまらない人へのアドバイスなどは思いつきませんが(スミマセン)、転職と同じようにリタイア生活を選択する場合でも一定の覚悟は必要だということですね。

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Ana_JによるPixabayからの画像
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早期リタイアを家族に告げる時【自意識過剰なオジサン】 [早期リタイアを考える]

50代ともなるとリタイア時期を早めても経済的には問題ない人も多数いると思いますが、日本では早期リタイアの選択をする人は少ないのも事実です。その大きな要因は家族に対する体裁もあるのではないでしょうか?

私も教科書通りの人生を歩んできましたので、65歳定年、早くても60歳でリタイアという昭和生まれの発想が当たり前と考えていた一人です。さて、このような人間が長年温めてきた早期リタイアを決断し、一世一代の大決断を家族にカミングアウトした時の反応です。

妻「いいんじゃない。健康は大事だしね(精神的に辛いと話していたので)」
子「いいんじゃね~(若者風に)」

将来に対する不安などで反対されるのではと勝手に心配していましたが、全くの肩透かしのあっさりした反応でした。今後の生活資金の説明も金融リテラシーの低めの妻は「私は良く分からないからそれは任せるわ」の一言だけでした。。。頭の固い私より妻子の方が人生においてはよっぽど自由人のようです。

毎日苦虫を嚙み潰したような顔をして会社に出勤し、常にイライラしている生活を続けて欲しいとは誰も望んでないですよね。そして、自分が思っているほど50代の早期リタイアが一世一代の大決断とは周囲は考えてないみたいですよ![ふらふら]

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構造的に日本は早期リタイアできない国? [早期リタイアを考える]

海外では早期リタイアは仕事で成功を収めた人が引退するというある意味で名誉なこととされていましたが、最近は「FIRE」(Financial Independence, Retire Early)で40歳前後の年代でも働かなくてもやっていけるギリギリのラインの貯蓄で引退し、一生涯、コンパクトに生活しようという、一種、ミニマリスト的な考え方がムーブメントのようです。

この「FIRE」の考え方は日本においても、まだマイナーな存在である「30-40代セミリタイア生活を目指す人」と基本的には指向性は同一だと思います。海外においてFIREの実現可能性が高いのは専門性やスキルがあれば若い年代でも稼げることが前提なのだと思います。

一方、日本の多くの企業では年功序列の賃金体系のため40-50代の人は若い時に抑えられていた賃金を回収する必要があるために会社にしがみつくのは当たり前であり、子供も教育などでお金がかかる世代であり、金銭的に早期リタイアほど愚かな選択肢はとらないのが普通の考えとなっています。

多少議論が飛躍しますが、この日本の構造破綻によって企業の国際競争力は削がれて、企業は生き残りのために、正社員の採用を減らし非正規雇用の割合等を上げることで、中高年の能力の低い正社員であっても雇用を守ってきましたが、最近では”もう無理”とばかりに聖域に踏み込んでいるのが今の現状なのだと思います。

若い世代は本当の意味での同一労働同一賃金を実現させ、賃金のベースを上げる事を実現して能力のない中高年には早めに土俵から去って欲しい!
中高年は若いころに搾取された賃金を回収するまでは同一労働同一賃金なんかあり得ない。最近のITシステムを使えまいが、何を言われようが65歳まではしがみついてやる!
この構図をどこかで清算しないと、この世代間の対立は延々となくならずに若い年代が中高年になった時は同じ主張を繰り返す事になるのだと思います。

日本では早期リタイアを目指す人がちょと変わったチャレンジャーに分類される事がなくなる日が来るのでしょうか?
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Peggy und Marco Lachmann-AnkeによるPixabayからの画像

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