移住開始（引越し）

管理会社の方から以前のオーナーさんの家具などの処分が完了しましたが、ハウスクリーニング（有料）を実施しますか？と問い合わせがありましたが、私は無職であり有り余る時間があります。「自分で引越し前日に掃除します」と回答しました。

単身赴任先の荷出しが完了し、東京の家に一旦戻り引越し前日には自家用車がないのでレンタカーを借りて那須へ出発です。

お願いしていたトイレと壁紙の工事は完了しておりました。全て閉まっていた窓のシャッターを開けます。前のオーナーの方も最後に掃除はして頂けたようですが、半年程使用していなかった事もあり掃除に関しては難航を余儀なくされました。

掃除は夜まで続きました。。。寝具一式は近所のホームセンターで購入したのですが、東京との気温は5℃程あるとの事で、一軒家なので外気温と室内の差はあまりなく春先でしたが朝晩は冷え込みが厳しく（室温10℃程！）、家具も何もない部屋でこのまま孤独に凍死するのではいかとの恐怖に震えながら　物音一つしない静寂の1日目の夜は過ぎていきました。
また、ゴム手袋すら用意していなかったので、手が荒れ翌日からスマホとパソコンの指紋認証ができなくなりました。。。

ハウスクリーニングお願いしておけば良かった！

田舎暮らしでも譲れないもの

本来の田舎暮らしを極めるのであれば自然の中に身を置き、文明社会から距離を置き。出家したかのような生活をするのもありなのかもしれませんが、私の場合はその覚悟は持ち合わせておりませんでしたので、譲れないものがありました。

①ネット環境が整っていること！　携帯の電波が届くところ。
②Amazon等の通販が届くこと。

心配は全て杞憂に終わりました。ネットは工事が必要でしたが無事開通。通販もほぼ都会と同じタイミングで届きます。私の場合は上記の２つがあれば都会に住むのと同様に文化的な生活が送れます。

コンビニやスーパーもグーグルマップで近くにあることは確認していたのですが、縮尺の確認を十分にしていなかったため、コンビニは徒歩で片道10分、スーパーは片道30分かかります。勿論、夜間は街灯もないので、徒歩での外出は相当の勇気が必要です。車であれば何れも5分以内なのですが。。。

国民の生存権を守るためのインフラ整備の努力に感謝です。

移住への準備-２（家具の処分）

中古別荘全てに当てはまるのかは分かりませんが、私が購入した物件の前オーナーの方は別荘として使用しており、家具、家電、備品は全て処分されるとのことで、仲介業者の方より「処分しないで残して欲しいものがあれば教えてください」とのことで確認することになりました。

新品はありませんがテレビ、冷蔵庫、照明、暖房器具、扇風機、サイドボード、椅子など着の身着のままで入居しても生活できるものが揃っている感じです。しかし、私の場合は単身赴任先の家具、家電がありましたので原則は処分してもらうことにしました。残したものは全ての照明、大型の業務用灯油ストーブ、椅子、物置にあった工具類の一部、雪かき、落ち葉を集める熊手のようなもの、鍬、スコップなどの庭のメンテ用グッズを残してもらいました。入居後も大変役に立っております。前オーナーさん！ありがとうございました。

唯一の失敗は冷蔵庫で私は小型の冷蔵庫を所有していたので不要とは思っていたのですが、型式は古そうでしたが、家庭用の大きな冷蔵庫は使えるかと考え残す選択をしたのですが、型式が古いためか入居後に想像以上の騒音と丁寧に掃除はしたものの食べ物を入れるものなので過剰に庫内の汚れが気になってしまい3日後に管理会社さんにお願いをして有料で処分することになってしまいました。。。

移住への準備-1（リフォーム）

定住用の別荘購入を決定し、本当にこれで良かったのだろうかとの自問自答を繰り返しながら、賽は投げられたのでグズグズ考えないことにして、前に進むことにしました。

グレードの高めの国産車（アルファード？）程度の価格で購入できたので、諸費用や管理費用を支払っても予算に余裕がありましたので、気になるところをリフォームをすることにしました。
⇒物件は平屋でリビングは15畳程度で床と壁が板張りなので劣化を感じないので現状維持。
⇒キッチンは昭和レトロ風ですが別荘使いだったためか比較的劣化していないので現状維持。
⇒トイレは前オーナーがリフォームをされて状態の良いウォシュレットでしたが、迷わず取り換え。
⇒洗面所、風呂も古い作りですが状態が良く、風呂場のシャワー・蛇口は新品でしたので、現状維持。
⇒キッチンの壁紙部分は張り替え。
⇒6畳和室が2部屋ありますが、1部屋をフローリングの洋室へリフォーム（これは高額なので増築も含めて検討中）。

リフォームについては人によってこだわりのポイントがあるかと思いますます。壁紙の張り替えは比較的安価で印象を大きく変えることができ大満足でした。トイレも新品で気持ちよく生活ができてます。
予算に余裕のある方は水回りを全面リフォームすると快適度も上がると思います。私は潔癖症ではありませんが、食事をする場所やトイレが清潔であることの重要性は居住してみて再認識しました。（続く）

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50代前半でセミリタイアに至るまで

私は30年間 某外資系企業で30年サラリーマンを続けてきました。50歳前後より”運動会で足がもつれるお父さん”の様に自分ができると考えている仕事と結果が何となく噛み合わない事が多くなり、65歳定年までの自分が想像できないような感覚が出てきました。周囲では当たり前のように定期的なリストラも行われていました。私は元来ストレス耐性が強かったのですが、精神的にも苦しい状態を感じる事も増えてきました。

日本人男性の健康寿命（心身ともに自立し、健康的に生活できる期間）は約72歳と言われています。65歳退職でストレス社会からようやく解放されて、残りの人生は何と7年です。。。



人生100年時代とも言いますが、がんの罹患率は50歳を超えた辺りより指数関数的に上昇するとも言われています。本当の隠居は65歳の年金生活から始めるとして、65歳までの10年は今迄とは違う生き方をしてみようと考えるようになりました。

勿論、家族がいる方は説得が難しいところだと思います。私の場合、妻へは子供の教育費も含めた資金計画を説明しました。私の会社でのストレス状態も理解してくれて”健康が一番”ということで私の我儘な計画を理解してくれました。

このような経緯で未知・未開の生き方に身を置くことになりました。人それぞれに置かれている環境は違うと思います。少しでも同じような選択を考えている方であれば一つのサンプル例として参考にしていただければ幸いです。


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